産まれて初めての食材。地元産の鹿肉を待ちきれないゴールデンレトリバー。
一昨年までは畑の上の山で冬場行われる猪猟の罠に間違ってかかる鹿を猟師さんから「頂いてました。」
「頂いてました」と書くのは簡単ですが、頂くのは勇気が必要です。
なぜならそれは鹿一頭丸々内蔵付きで来るからです。
当然頭もついてます。
猟師さんが「鹿、捕れたけどいるか?」と聞いて来た時には、鹿はまだ山にあり血抜きだけが終わった状態です。
大きければ人より重たい鹿を山から引き釣り降ろしてきますが、これも岩や溝を超える時に引っかかり大変です。
畑の上で行われている猪猟は「くくり罠」と呼ばれるワイヤーを使った道具を獣道に埋めて猪が通るのを待つ仕組みです。
獣道は猪も通行しますが、鹿も通れば穴熊もアライグマも通ります。
もう少し言えば人も通ります。(私とか)
事実何年か前にはコハクがくくり罠にかかって悲鳴をあげたこともありましたし、一昨年だったたか?私も左足をくくり罠にくくられたことがあります。
野生動物に罠の意味が分かるはずも無く、猟師さんが欲しいのは猪であっても鹿が罠にかかった時に、安全に罠を取り外す事が出来ないので、動かなくしてから罠を取り外します。
猪は私が牛の骨を買って来た近くのお店で買取してくれるのですが、現在は鹿は買取してくれません。(狂牛病前は買取してました)
それで牡鹿なら角を切り落とし、美味しい背肉だけを切取り山に放置されることが多くなります。
私がお付き合いしている猟師さんは放置したくないので、私や他の方々に声を掛けてくれます。
それで頂けるのは鹿一頭になるのです。(自分で処理してくれと)
命を頂くという事は最後まで責任を持つべきだと思う猟師さんの考えにうなずけるし、コハク達も私も美味しくいただけるので嬉しいお話ではあります。
畑の木の枝にぶら下げて解体するのは私の仕事で、食べるのはコハクとイブキと希望される方々です。
バイクのお客様にも好評で、捕れたら連絡して欲しいと何人様からかお聞きしています。
頻繁にかかった年などは、お客様に「自分で料理してね」と後ろ脚をマルママ持って帰ってもらったこともあります。
昨年2020年の11月15日から始まった猟期は、豚コレラの蔓延で猪が大量死し、生きて捕れた猪もやせ細っていた影響で、昨年の罠は早々に取り外されました。
なので、現在私が手持ちの猪肉は2019年の物ですが、新鮮なうちに解体しすぐに冷凍していたので、状態は良好でした。
コハク達が病気や何かで、食欲が無くなってドッグフードを食べなくなった時の非常食として保存していましたが、今シーズンも11月15日から猟期が始まります。
夏場以降何度か猪を目撃する事も出始めて、今年は猟が出来そうな予感です。
冷凍庫を空けておかなくては、「鹿、要るか?」と猟師さんから聞かれた時に困るので、今日から時々鹿肉をコハクとイブキ+ビスにも食べてもらいます。
コハクとイブキは過去に何度も食べていますが、ビスはおそらく・・・ 多分・・・・ 絶対初めての体験でしょう。
初めて鹿肉を食べるビス。
馬肉は出産時や何かでオーナーさんから頂いたことがあるようです。
ゴールデンレトリバーが産まれて初めて食べる鹿肉への食いつきを写してみました。
今年は猪と鹿が沢山捕れるでしょうか。
猪・・・・生きてる?
ところで、今年も猟師さんは猟を行うのでしょうか。
今年で何歳に成るのでしたっけ。
ジイチャン(私の父)より高齢だったはずなので89歳かな?
猟師さん・・・・・
2019年 https://youtu.be/_ERqCEa4vcc
https://youtu.be/TPej66krX-s 2020年ワールド牧場近所。
里山の風景
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