夏の青空と白い雲を見ながらコハクとビスを連れて歩いていると、不意にこんな歌詞が浮かんできました。
「かるかや、かやつり草 わき立つ積乱」
「からすうり、月見草、風渡る草原」
「幾たびか春を迎え、幾たびか夏を過ごし、幾たびか秋を迎え、幾たびか冬を過ごし」
一度口ずさむと何度も何度も無意識に頭の中をぐるぐるめぐります。
私がこの曲を聞いたのはユースホステルに遊びに行っていた頃だから、二十歳前後だったと思います。
色々な歌手が歌っている「我が大地の歌」ですが、私が何度も聴いていたのは「高石ともやとザ・ナターシャセブン」でした。
一度、大阪府伊丹市のホールへコンサートを聴きに行った時に聞いた曲です。
友人に誘われて行ったコンサートでしたが、とても心地良く自分の感性に合った曲が多く、直ぐにレコードを買いに走りました。
今でも時々聴いたりしていますが、暫く聞いていなかったにもかかわらず突然口に出たとたんに何度も何度も頭の中を流れます。
それと共に12回の春を迎え、12回の夏を過ごし、12回の秋を迎え、12回の冬を過ごしたイブキを思い出してしまい、涙が少し流れました。
去年の今日もきっとコハクとイブキで歩いていたはずです。
雪の積もったこの道路も何度も歩きました。
今はコハクとビスで散歩をしていても、まだ時々コハクとイブキで歩いている気がするのは数限りなく回数を重ねた散歩コースだからでしょう。
コハクには過去に歩いたほどの時間は残っていないし、ビスは預かりなので実家へ帰ってしまいます。
さて、どうしたものでしょうね。
白い雲と、
青い空と
赤いヤッケと あの娘と
今のゲレンデは想い出だけ
君の影さえも今はもう見えず。
里山の風景
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