ほぼ毎朝見る景色の中に当たり前で存在していた山桜の大木がありました。
存在感を示すのはソメイヨシノが咲いて少ししてからの頃。
満開の山桜は花だけが咲きに咲くソメイヨシノと違い花と葉っぱの新芽が同時に出るので少し違って見える桜です。
大きな木なので、立派な花を咲かせますが桜の花のシーズン以外は全く存在感を無くして隠れてしまいます。
木の幹を見れば桜であることは分かりますが、遠目には何の木か判別不能です。
毎年春には遅れて咲く桜を楽しんできましたが、2月5日に切り倒されました。
桜の木の下の休耕田の地主さんと山桜の木が生えている山の持ち主さん達が話し合って切る事になったそうです。
私は少し残念ではありますが、同じ切るなら色々使い道もあるので、伐採していた方も知人だったので、切り倒した山桜の幹や枝を頂けることになりました。
先ずは細い枝。
細いと言っても直径20センチ程度の物をナメコと椎茸の栽培に使います。
ナメコは20センチほどの切り種菌を打ち込んで、横に寝かせて半分土に埋めておけば上手くいけば秋に少しナメコが出てきます。
そして翌年の秋からは沢山のナメコがニョキニョキ出て来るでしょう。
現在も一昨年植えた桜の木のナメコが毎年出てきますが、4年目くらいに少しでて終わりになるので、次のセットが用意したいと思っていました。
そして今年で5年目のセットも植わっていますが、これはもう地面と同化するほどに朽ちてきておそらく今秋は出てこないと思います。
そして椎茸も桜からでも出るので、山を持たない私は自由にクヌギが切れないので、桜を沢山いただけるなら桜で椎茸を栽培します。
こちらはナメコの為の木を短く切ったのとは違い、50センチ以上1メートルまで位の長さで種菌を打ち込んでおけば春と秋に椎茸が出てきます。
太い切り株は30センチから50センチほどにして持ち帰ります。
大きな塊なので、これ以上の長さだと軽トラに積み込むのも大変です。
このくらいなら椅子にも出来そうだし、椅子に使うつもりの丸太にも椎茸菌を打っておけば、通常よりも時間はかかりますが椎茸が思い出した頃に出てきて楽しませてくれます。
以前に仕事場でクヌギの木に椎茸の種菌を打ち込んで種菌が残ってしまったので、樫の木の丸太の椅子に冗談半分で余った椎茸の種菌を打っておいたら3年くらいしてから椅子として使っていた丸太から椎茸が生えてきました。
25年以上我が家のゴールデンレトリバーを春に花で楽しませてくれた山桜の木は、切り倒されはしましたが、まだまだこれからも私たちを楽しませてくれるはずです。
既に切り口がハート形の物を見つけて得した気分になったのは私だけでしょうか。
里山の風景
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