上記動画の中でお話しているように、ビスは顔をはマムシに噛まれて腫れは残るものの24時間で元気さ加減は元に戻りました。
翌朝の36時間経過後には腫れも殆ど無くなり、噛まれた歯の2か所が少し盛り上がっている程度です。
無事に回復したので、一連の流れを記録として残しておきたいと思います。
万が一「マムシ 噛まれた 犬」等で検索結果でこの動画が出てきたとして、噛まれたマムシの大きさや噛まれて注入された毒の量によって、犬個体個体での反応は違ってくる可能性も大なので、必ずしもこの経過をたどるとは限らない事を御承知おきください。
悪化して行かなくなり始めた午前3時迄は片時もビスの横から離れず様子を見ながら寝ずに過ごしました。
そして回復傾向を確信してからも朝まで寝ずに過ごしてます。
私は万が一噛まれた時の事を考えて事前に獣医師から対応方法を聞いていました。
その記憶に従い噛まれた当日は様子見の行動を選びましたが、獣医師には直ぐに連絡を入れ留守電に内容は入れておきました。
翌朝には診察時間に行くつもりでしたが、獣医師から電話があり、相談の上診察には行きませんでした。
以下は先に公開済みの動画の概要欄とほぼ同じです。
↓
それは7月22日の夜7時55分の出来事でした。
仕事を終えて先にトワ君の散歩を15分程歩いたり遊んだりした後で、イロハも同じように遊ばせてからビスを歩きに連れ出しました。
1頭だけに丁寧に声をかけながら歩く時と、揃ってワチャワチャ遊びながら行く時と両方作っています。
トワ君、イロハと順に歩いて最後にビスを連れだした頃には辺りは暗くなり始めて帰る頃には真っ暗でした。
例年これからの時期には夜に気温が下がり始めると日中温められた道路の上にマムシが出て来て温まっています。
それとも蛙に出会うのを待っている?
そんなはずはないので、多分温かいコンクリートが心地よいのだと思います。
日没後は急に涼しい風の吹く標高400メートルの豊能町では時々見かける光景です。
なので私もトワ君とイロハを連れだした明るい時間帯には余り気にしていませんでしたが、ビスと歩いた暗い時間帯にはそれなりに注意していました。
それは行きしなの事で帰りは行きに居なかったから多分いないだろうと高を括っていたところはあります。
私の約10メートル程前を歩くビスが地面を匂ったと思った瞬間飛び上がり、後ずさりしました。
急いで近づくとそこには中くらいのマムシがとぐろを巻いて尻尾を震わせながら威嚇しています。
その時はビスの顔には変化が無く、飛びのいて噛みつかれないようにかわしたのかと思いましたが、希望的観測もむなしくビスのマズルから血が湧きだしてきました。
鼻の真ん中に血が・・・
もうこれは間違いなく毒蛇のマムシに噛まれてしまったことが決定的です。
事務所へ戻り始めると5分も経たないうちに腫れが出始めて、ビスの動きが悪くなりました。
鼻が腫れてきました。
顔を気にしているので、痛いのか違和感があるのか顔を手で掻く仕草がありました。
事務所へ戻りお世話になっている獣医さんに電話しましたが、土曜日でもあり午後からは休診中でお話は出来ませんでした。
ただ、以前からマムシに噛まれた時の対処法はお聞きしていたので、安静にして水を飲ませて様子見です。
留守電に「午後8時ごろマムシに噛まれてしまいました。以前に先生からマムシに噛まれた時は水が飲めるようであれば様子見とお聞きしていますが、間違っていたら電話してください。」とだけ入れました。
救急病院へ行くことも考えましたが、知らない先生の診察より何度もお世話になっている先生の教えを実行するように覚悟を決めました。
事務所へ戻った時は顔の腫れも顕著になり、普段は大好きな魚肉ソーセージさえも吐き出したりいやいや食べたりでした。
今後全く食べなくなることも予想されたので、少しでも食べられるうちに食べさせようと考えましたが、既に上手くいきませんでした。
急いで帰宅の準備をして車に乗せようとしましたが、普段なら自分で飛び乗るのですがこの時は自分で飛び上がるほどの元気も無く、私が抱き上げて乗せておきました。
帰宅後に口元へ水を持って行くとほんの少量飲んでくれましたが、ドッグフードをふやかしたトワ君とイロハの食事は食べませんでした。
でもお肉はそこそこ食べてくれたので少し安心しましたが、そのまま寝てしまいました。
眠たいのか意識が混濁して来たのか心配しましたが、午前1時ごろでしょうか自分で起き上がり水を飲みに行きました。
それと同時にたこ焼き(タコ無し)を与えた所、これも食べたので、救急病院へ行く選択肢を消し、翌朝お世話になっている先生に診て頂く予定にしました。
この時のビスの様子は顔が腫れあがり口が開けにくいようでしたが、呼吸は普通に出来ていました。
毒が下がって行くのか下あごの部分も腫れが顕著になり、皮膚が足らないようです。
そしてそれ以降は普段と同じ生活を送れるようになり、
を撮影した24時間後には顔に腫れは少し残りますが元気です。
上記動画後半で今回の顛末をお話してマムシの事を説明している最中に、マムシ登場。11:25
今回は24時間で普通になりましたが、次回もしも噛まれたらもっとひどきことになるのかも知れません。
入った毒の量によって反応もちがうでしょうからね。
今回は翌朝7時半ごろの留守電を入れてあった先生から電話があり、いきさつをお話しし、診察に行くつもりですがと話したところ、
「その必要は無さそうに思いますよ」と言われて結局行きませんでした。
傷口も消毒などで触らない方が綺麗に治ると以前から言われていたので、今回も出た血液は拭き取りましたが、毒を絞り出すような事はしていません。
噛まれないに越したことはありませんが、もしも噛まれてしまった時に慌てないためにもかかりつけの獣医さんに対応を聞いておくのも良いかもしれません。
私はたまたま過去に先生に聞いたことがあり、実際に友人や知人のワンちゃんが噛まれた時に相談を受けて、「たぶん何もしなくても大丈夫」と話して、「でも念のため診察に行ったらどうですか」とも伝えていました。
過去に3度相談を受けて、全員が診察に行き無事に生き延びました。
それ以前に噛まれたお話を3件ほど聞いていますが、全て治療せずに完治しています。
以前に仕事場に居た猫のモッチャンもマムシと思われる噛み跡がありぐったり動かなくなったことがありましたが、1週間ほどで復活しました。
腕を噛まれていましたが、倍以上に腫れあがっていました。
ワンちゃん猫ちゃんは人よりもマムシに強い事は事実だと思いますが、死亡例もあるようですから可能なら獣医さんで診察を受けた方が安心かもしれません。
蝮の状態は 大きさ中の上。
太さは太い部類。
当時の気温は25度位と思われますが温度計は見てません。
居た場所はコンクリートの農道の真ん中あたり。
「噛まれた当時の記録も残しているので、後から見ていただけるように準備します。」
↑
この動画です。
見ての通りビスは完全復活しています。
似た噛まれ跡のワンちゃんを見つけました。
↓
https://www.greenpeas-ahp.co.jp/archives/1024 参考
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjvd/19/4/19_217/_pdf
里山の風景
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