アンジーは穏やかな性格で、思慮分別がとてもよく出来る子です。
だからなのかどうかは分かりませんが、本当の意味で私に心を開いてくれるまでにかなりの時間を要しました。
その境目は私なりに感じたのは、散歩に出かける時に飛びついて喜びを表すようになり、それが落ち着いてから私の作業着の袖を噛んで引っ張ろうとしてきます。
最初の頃はこんな事はしなかったので、きっと緊張もしていたんだと思います。
この動画の撮影は今回のアンジーをお預かりして最後の夕方の散歩に出かける時の様子です。
これが最後になるとも知らずに、嬉しさを全身で表し無邪気に喜ぶ姿に私は心が締め付けられます。
明日に成ればここへ来る事はなく実家へ帰ります。
そこはアンジーにとっては慣れ親しんだ場所であり、大好きなお母さんとお父さんが待っています。
アンジーはお産に帰っているアンジーの祖母のビスと入れ替わりに実家でこれから暮らします。
悪い環境の生活が待っているのではないのです。
単純に明日からアンジーが私の元からいなくなることが寂しいです。
ビスとビスの娘が帰って来るのは嬉しいですが、アンジーを置いてビスを連れ帰る時、アンジーはその姿を見てどう思うのでしょう。
前回私が新潟へショーに行く前にビスとビスコの様子を見に行きました。
その時もアンジーを連れてゲージの中に居るビスの前を通って部屋に入りました。
帰る時もアンジーを連れてビスの前を通り車に乗り込みましたから、ビスはその姿を見ているはずです。
勿論合間の時間にはビスを外に出し、コームを入れたり少し散歩したりもしました。
ビスやアンジーの気持ちを考えると胸が締め付けられます。
ビスは今後も実家へ戻ることも有るかも知れませんが、基本は我が家で過ごすようになりそうです。
そして今回ジャッ君とビスの間に出来たビスコジャックのうちのビス子は我が家の子になります。
アンジーは期間限定でお預かりした子ではありますが、一緒に暮らして愛情や気持ちを入れずに暮らすことは私には出来ません。
お預かりしている間の2か月間でドッグショーに7回参加して6勝1敗1不戦勝。
メジャーカード2枚を含む6枚のカードを手土産に実家へ帰るアンジー。
次回ドッグショーに参加する時は、以前に居たコハクやイブキそして祖母のビスと同じチャンピオンクラス。
2015年のジャパンインターで牝のベストオブブリードをとったコハクやサクラアニュアルショー2023でチャンピオンクラスで1席をとったビスの後を追う事が出来るでしょうか。
そして追いつき追い越す事が出来るでしょうか。
簡単な事ではありませんが、アンジーなら出来るかもしれません。
交配や出産のタイミングも関係してくるので、女の子でショーに参加するには男の子に無い難しさがあるのも事実です。
8月5日で2歳になるアンジーにはまだまだ時間はたっぷりとありますから、また一緒にショーの陸を走る日が来るかも知れません。
その日迄アンジーも私も健康で過ごさなくてはいけません。
「アンジー? もうそのドアから出て来る事はないんだよ。」
里山の風景
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