明日も昼から遊びに来れると全面が稲刈り完了となっているかもしれません。
昔は地域一帯に電気柵が普及していませんでした。
その頃は、私や地域の子供達も好き勝手に田んぼに入り遊んでいました。
私の友人が小学生だったころは、あちこちの田んぼで三角ベースボールをやっていたそうです。
子供たちが田んぼで遊ぶ光景は、地域の将来が明るい事を意味していました。
田んぼに親しみ、収穫時にお手伝いをしてその場所で遊ぶ。
自然と田んぼの1年のサイクルも覚えるし、土の感触や草の生え具合も知る事でしょう。
そうすることで父親が主になって農業に携わり、子供たちがお手伝いして田んぼで遊ぶことから自然と次の世代が育ったのだと思います。
今では田んぼに入る子供たちを殆ど見たことがありません。
自分の家の田んぼがどこにあるかさえ知らない子が多いと聞きます。
昔はこの地域も田植えと稲刈りの時期には学校が休みになったそうです。
作業が機械化されたことにより子供たちが手伝わなくてもよくなったことも影響しているはずです。
農業の後継者が育たず、ここ豊能町でも困っているようで、新規就農者を育成するために「就農支援塾」なる講習会を開催しています。
私も広い田んぼドッグランの所有者様から紹介を受け、4月から1年間受講している最中です。
受講するうちに来年からは荒れ放題になっている、ジイチャン(父)がやっていた畑を再開するつもりになりました。
現在も耕作放棄地がかなり存在しますが、ここ豊能町でも5年6年後にはさらに多くの耕作放棄地が出るそうです。
昔、子供たちの声が響いた田んぼの周囲には電気柵が張り巡らされ、私も含めて子供達も田んぼへ入らなくなりました。
入らなくなったのではなく「入れなく」なったんだと思います。
私がゴールデンレトリバーと暮らし始めた頃には、どこの田んぼでも自由に出入りしていました。
所有者がいらっしゃれば当然声をかけてあいさつしますが、皆さん好意的でした。
しかし電気柵が張り巡らされるとともに、私も子供達も入りにくくなったことは間違いありません。
もちろん今も所有者様に声をかければ、二つ返事で許してくれるはずです。
実際に私は昔からの友人知人所有の田んぼ以外にも、散歩コースの周囲の所有者様には電気柵をはずして入る事に了解を得ています。
[裏を返せば声をかけなければ入りずらくなったとも言えます。]
豊能町切畑で田んぼに入って遊んでる光景を見たら多分私とビス、イロハでしょう。
川に入って遊んだり、エビを捕っているのも私やわたしの友人の確率が高いはずです。
入って遊んだ田んぼの息子さんは、昔から昆虫や魚が大好きな子でした。
私と共通の趣味があり子供の頃からよく話しました。
今は立派に成人されて、専業のお父様の農業をお休みの日に手伝われています。
その方もエビは捕ってましたね。
だから今でも話が合うんですよ。
里山の風景
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